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古い陶磁器や壺は、作られた産地や時代、窯の種類によって評価の基準が大きく異なります。伊万里や九谷、備前、瀬戸といった国内の産地の品もあれば、中国や朝鮮半島から渡ってきた器もあります。この記事では、価値がつきやすい特徴と、査定の際に確認しているポイントをご紹介します。
当店の査定員が陶磁器を手に取って最初に確認するのは、表の絵柄よりも、器を裏返したときに見える高台(こうだい)と呼ばれる底の部分です。高台は釉薬がかからず土がむき出しになっていることが多く、土の色や粒の細かさ、削りの跡から、産地や作られた時代をうかがい知ることができます。
表側では、絵付けの筆の勢い、釉薬の溶け具合や色の揺らぎ、器全体の形の均整を見ていきます。手に持ったときの重さも大切な手がかりで、同じ大きさでも、土の質や成形の方法によって持ち重りが変わります。こうした要素を一つずつ重ね合わせ、その器がどのような背景で作られたものかを判断していきます。価値がつきやすいのは、産地や時代の特徴がはっきり表れ、作りに手抜きのない品です。
査定の場では、器を一点ずつ光に透かしたり、縁を指でなぞったりしながら状態を確かめていきます。どのような点を見ているのか、その都度お声がけしながら進めますので、気になることがあれば遠慮なくお尋ねください。
陶磁器の傷には、縁が小さく欠けた「ホツ」、表面に走る細いひびの「ニュウ」、焼成のときに生じた「窯傷(かまきず)」など、いくつかの種類があります。このうち窯傷は、製作の過程でできたものとして、使用による損傷とは区別して見られることがあります。また古い器の中には、割れを漆と金粉で継いだ「金継ぎ」が施されたものもあり、直しの跡も含めて器の歩みとして受け止められる場合があります。
もちろん傷の大きさや位置は評価に影響しますが、時代の古い品や評価の定まった産地の品であれば、傷があっても買取の対象となることがあります。市販の接着剤で直してしまう前に、割れたままの状態で、破片が残っていればそれもご一緒にお持ちください。
「どこで作られたのか見当もつかない」「何に使う器なのかもわからない」——そうした陶磁器も、気軽にお持ちください。花入なのか茶入なのか、日常の食器なのか飾り物なのかといった用途の見分けも、査定の中で行っています。
食器棚の奥にしまわれた揃いの皿や鉢、床の間に置かれていた香炉、物置の隅にあった大きな甕(かめ)など、しまわれていた場所を問わずご相談いただけます。査定額をお伝えしたあと、お売りになるかどうかは、ゆっくりお決めいただいて構いません。
中国の陶磁器、特に染付や色絵の器の底には、「大明成化年製」「大清乾隆年製」のように、王朝名と皇帝の年号を記した「款識(かんしき)」が入っていることがあります。これを見て「明や清の時代の器だ」と考える方は多いのですが、実はそう単純ではありません。
中国では、過去の名品への敬意を込めて、後の時代に前代の年号を記して作る習わしがありました。さらに近代以降は、輸出向けや土産物として款識を入れた器も数多く作られています。そのため款識の文字だけで年代を決めることはできず、文字の書きぶりや配置、器そのものの土や釉薬、絵付けの様式と照らし合わせて見ていく必要があります。
日本の焼き物にも似た例があります。江戸時代の伊万里焼には中国の年号を写した款が入ったものが見られ、明治以降には海外向けに華やかな絵付けを施した器も多く作られました。いずれも、作られた時代や背景によって評価が変わります。
反対に、底に何も書かれていない器だからといって価値がないとも限りません。備前や信楽のような焼締めの器や、古い時代の日用の器などは、もともと款を入れないことが多いためです。底の文字はあくまで手がかりの一つとして、器全体の表情とあわせて確かめることが大切です。
一人では持ち上げられない大壺や、食器棚ひとつ分の器がある、といった場合は出張査定をご利用ください。新発田市内を中心に伺い、置かれている場所でそのまま拝見します。運ぶ途中での破損が心配な方にもおすすめです。
店頭へお越しの際は、モスバーガー新発田店さんの斜め向かいが目印です。受付は10:00から18:00まで、日曜・祝日は定休日となりますので、平日または土曜日にお越しください。宅配査定やオンライン査定のご相談も承っています。
おたからや 舟入町コモタウン前店
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